こういった人の悩みに答えます。
本記事の内容
- パーソナルトレーナーのなり方は4パターン
- 全くの未経験者が取ったほうがいい資格はNSCA-CPT
- すごい知識や肩書きがなくてもパーソナルトレーナーになれる話
この記事を書いている僕はパーソナルトレーナー歴7年。
トレーナーとしての売上は月100万円以上を3年以上キープしていて、現在は法人化しておよそ1年が経過しました。
未経験の人がパーソナルトレーナーになろうと思った時に気になるのはどうやったらなれるのか?
だと思います。
実は僕も転職組でして、パーソナルトレーナーになる前は営業や料理人をしていました。
(料理学校卒でもパーソナルトレーナーになれます)
当然、会社を辞める時には無資格で
何にも資格ないのに独立なんてしちゃって大丈夫だろうか?
資格がないとお客さんに何かツッコまれるかな?
誰かに怒られたりしない?
と、とても不安だった記憶があります。
とはいえ7年もパーソナルトレーナーをやってきたので、今では未経験からパーソナルトレーナーになる方法も大体わかってきました。
この記事を読んでわかること
- パーソナルトレーナーになる方法が4パターン理解できます
- 未経験の人がNSCA-CPTをとった方がいい理由がわかります
- 特別な肩書きが無くてもパーソナルトレーナーとして稼げる!その根拠について解説します
パーソナルトレーナーになる方法4パターン
- フィットネスクラブと業務委託契約(フリーランス)
- マイクロジムで働く(サラリーマン)
- ジムをオープンする(オーナー)
- 出張パーソナルトレーナー
大きく分けてこの4つです。
一つずつ解説します。
1、フィットネスクラブと業務委託契約
フィットネスクラブと契約をして、そこに通っているお客さんにパーソナルトレーニング指導をするパターン。
フリーランス扱いなので、時給は発生しません。
その代わり1件〇〇円。という成果報酬で働くことになります。
例)1件8000円で依頼を受けた場合
8000円−施設の取り分(1500円)=6500円→これが手取り!
具体的になる方法は、活動したいフィットネスクラブに面接に行って、取り分など報酬の話し合いをするだけでOK。
ただし、クラブ側で定められた資格を持っていないと契約してもらえないケースもあるので、未経験の人には少しハードルが高いかも。
■必要とされるであろう資格(無資格でOKな施設もあります)
- NSCA-CPT
- NESTA-PFT
- JATI-ATI
- 健康運動指導士
など、施設によりけりです。
2、マイクロジムで働く
フィットネスクラブではなくマイクロジムとしている理由は
- パーソナルトレーナー
- インストラクター
扱われ方の違いです。
マイクロジムというのは個人経営が多く、研修後すぐにお客さんを担当させてもらえる場合がほとんどです。
なので、お客さんから見たらあなたはパーソナルトレーナーさんになります。
でもフィットネスクラブに就職した場合、最初の業務のほとんどは清掃や入会案内など。
肩書きはインストラクターさんですね。
マイクロジムは即戦力を求めている
マイクロジムは未経験歓迎も多く、やる気さえあれば採用してもらえるでしょう。
デメリットとしては拘束時間が長かったり、給料が安いこと。
ただ経験を積むにはもってこいの環境なので、いきなり起業するのが不安な人にはオススメです。
■メリット
- 未経験でも就職できるジムが多い
- 速い段階でお客さんを担当させてもらえる
- いきなりパーソナルトレーナー扱いしてもらえる
■デメリット
- 拘束時間が長い
- 給料が安い
3、ジムをオープンする
一気にハードル上がりますが、思い切ってジムをオープンしてしまうという方法もあります。
いきなりオーナー兼パーソナルトレーナーになれます。
最近では商用利用OKな賃貸も増えているので、マンションの1室に機材を揃えれば1対1で指導するには十分なジムができます。
資金と思い切りさえあれば出来るので、自分のトレーニング指導に自信がある人はこの方法も全然ありですね。
■必要なもの
- お金(初期費用200〜1000万円)
- 思い切り
4、出張パーソナルトレーナーになる
自分が移動してお客さんの元へ指導しに行く方法もあります。
(ちなみに僕はこれです)
- お客さんのご自宅
- 企業や団体に向けた運動指導
- 学生の部活動のストレングスコーチ
- スポーツチームに帯同
プロアスリートと年俸契約して、1年間ずっと選手と一緒に過ごすパーソナルトレーナーもいます。
スポーツ関係のトレーナーはアスレティックトレーナーという難しい資格が必要な場合が多いですが、一般のお客さん相手であれば特に専門資格はいりません。
■必要なもの(一般個人を相手にする場合)
1、車
2、トレーニング機材
- ベンチ
- ダンベル
- バーベル
- バランスボール
などなど。
僕はコンパクトに運べるチンニングスタンドも車に積んでます。
未経験者が取ったほうがいい資格はNSCA-CPT
僕はNSCA-CPT をおすすめしています。
理由としては、上記4パターンのどこでも活用できて1番知名度が高いからです。
多くのフィットネスクラブで採用要綱に入っていますし、マイクロジムのオーナーでもNSCAを知らない人はいないでしょう。
3、4のパターンに関してはNSCAの資格がなくても困らないのですが、取得して無駄になることはないので知識をつけたい人は取ってもいいでしょう。
■資格取得に必要な費用
受験料45,200円
■資格取得に必要な条件
1.NSCAジャパンの会員であること
2.満18才以上であること
3.既に高等学校卒業済み、または高等学校卒業程度認定試験の合格者
4.有効なCPR/AEDの認定を受けている(オンラインコースではなく、実技評価が含まれる講習であること、傷病者の対象が成人であること)
5.NSCA-CPT試験に合格すること
■難易度
合格率70%以上らしいですが、ぶっちゃけ未経験の僕にとっては難しかったです!
かなり勉強してから試験に望みました。
すごい知識や肩書きがなくてもパーソナルトレーナーになれる話
トレーナーになる方法4パターンと、未経験者が取ったほうがいい資格については分かってもらえたと思います。
そう思う人も多いと思いますが、全然そんなことはありません。
根拠は僕自身で、僕はなんの肩書きもなく、コンテスト出場経験も資格もないままパーソナルトレーナーになったからです。
■パーソナルトレーナーになる前の僕のスペック
- 身長177cm 体重90kg 体脂肪率30% 24歳
- 筋トレ経験は高校の頃やっていた部活動のみ
- 前職はルート営業 最終学歴は調理師専門学校
初めてトレーナーとして働いたのはホテル内の会員制フィットネスクラブで、雇用形態は契約社員でした。
そこで約3年働いたのちいろいろあり、何の準備もしないままに会社を辞めてフリーランスになりました。
(本当にいろいろあったので、詳しい内容は他の記事で)
無資格、実績ゼロでも何とかなった。
自分なんてただの筋トレ好きで、専門知識なんて無い・・・
特別な強みも実績もないけど、パーソナルトレーナーとして生きていけるんだろうか??
そう思っている人に伝えたいことは、
「全く問題ない!レベルにあったお客さんが必ずいます!」
ということ。
例えば僕なんてトレーニングの知識は全パーソナルトレーナーの中でも、レベルMAXが100だとしたら20くらいだと思います。
(20より下かも・・・)
世の中にはすごいパーソナルトレーナーさんがたくさんいます。
- 世界大会で優勝しているボディビルダー兼パーソナルトレーナー
- プロスポーツ選手をクライアントにもつパーソナルトレーナー
- 管理栄養士で東洋医学まで網羅しているパーソナルトレーナー
- youtubeで登録者10万人以上いるパーソナルトレーナー
残念ながら僕にそんな実績も肩書きもはありませんし、今から追いつこうとしてもまあ不可能でしょう。
でもパーソナルトレーナーを7年やってきた今、分かったことがあります。
レベル1のお客さんは、レベル100の人から教わりたいと思っていない
- 某大手ジムの1番人気トレーナー
- モデルや芸能人を担当していたトレーナー
- ボディビルで全国大会に出場しているトレーナー
こういったすごい肩書きの人の後に僕を選んでくれているお客さんもいます。
なぜなのか?
それはお客さんは「すごい人」ではなく「自分の悩みを解決してくれる人」を探しているから。
(あっ、この人なら私を変えてくれる予感がするっ!)
(この人から教わりたい!)
そう思ってもらえたらいいわけです。
逆にレベル100トレーナーのアドバイスは視点が高すぎて、伝わらないケースが多い。
例えば
レベル100トレーナーのアドバイス
トレーナー 「レベル100になるにはこれぐらいしないと!当たり前ですよ!」
お客さん 「・・・そうですよねぇ」
レベル20鬼頭のアドバイス
鬼頭 「レベル2になるにはこれくらいでいいんですよ!簡単ですね!」
お客さん 「確かに!それなら出来るかも!」
強みも実績もなかった僕が今まで生き残ってこれたのは、自分のレベルが低いことを恥ずかしがらず、真摯にお客さんに向き合ってきたからだと自負しています。
肩書きや実績より、コミットすること
最後に。
これさえ出来ればすごくなくてもパーソナルトレーナーとして生きていけるという、とっておきの方法をお伝えします。
それは
『僕が必ずあなたの体を変えてみせます。』
このコミットをすることです。
実際に言葉で言ってもいいし、心の底から思っているだけでも大丈夫です。
その態度は必ずお客さんに伝わります。
正直、専門資格なんて無くてもこの気持ちさえあればパーソナルトレーナーとして活動する資格がある。
そう僕は思っています。
最後は感情論っぽくなってしまいましたが、本当に大事なことなのでお伝えしました。
まとめ
■パーソナルトレーナーになる方法4つ
- フィットネスクラブと業務委託契約(フリーランス)
- マイクロジムで働く(サラリーマン)
- ジムをオープンする(オーナー)
- 出張パーソナルトレーナー
■未経験者にオススメの資格
NACA-CPT
■すごい肩書きとか実績は必要ない話
僕が証明しました。
ちなみに今だにコンテスト出たことありませんし、芸能人を担当した実績なんてありませんが、ちゃんと稼げています。
何かの参考になれば幸いです。
P.S
僕が全然すごくないのに、月100万円くらいは普通に稼げるようになったのは、
パーソナルトレーナーとして今の出張・訪問での働き方を選択できたからだと確信しています。
近々、僕が独立してからやってきたノウハウをお伝えするセミナーを開催しようかと考えています。
もちろん無料です。
開催日時が決まり次第、ご連絡いたします。
今の仕事に不満はないけど、あと30年続けるのはちょっと・・・
筋トレ好きだし、今からでもパーソナルトレーナーって目指せるのかな?
どんな資格が必要で、どうやったらなれるんだろう?