こんな悩みに答えます。
本記事の内容
■パーソナルトレーナーに必要な知識4つ
■オススメの勉強方法
■マウントとる筋肉バカに負けないでほしい話
この記事を書いている僕はパーソナルトレーナー歴7年、現在は法人化してパーソナルトレーナー兼、会社経営をしています。
7年の経験から、トレーナーになるにあたって最低限の知識として必要と感じたものをピックアップしました。
あとトレーナー業界には
知識のないやつはダメトレーナーだ!
もっと勉強しろ!
という謎のマウント発言をしてくる人も多いので、そんな人への対処法もお伝えできればと。
この記事を読み終わった頃には
パーソナルトレーナーに最低限必要な知識が理解できて
「なるほどこれならできるかも」
そう思ってもらえます。
ぜひ最後までお付き合いください。
ビジネス的な知識も必要ですがそれは別の記事で詳しくお伝えします。
今回はトレーナー的な現場の知識にフォーカスして解説します。
パーソナルトレーナーに必要な知識4つ
僕が思うこの4つだけ知っておけばとりあえず活動できる。という知識を紹介します。
①トレーニングについての知識(エクササイズテクニック)
種目例)
腹筋→クランチ
胸→ベンチプレス
背中→懸垂
肩→ショルダープレス
下半身→スクワット
このように、トレーニングの種目、やり方を知らないとお客さんに指導ができません。
最低限、代表的な部位に対応したトレーニングとその方法についての知識は身につけておきましょう。
知っておくべきこと(例)胸のトレーニング
- トレーニングの名称:バーベルベンチプレス
- 正しいフォーム:5ポイントコンタクトを維持し、動作を行う
- 補助者の姿勢:オルタネイティッドグリップで構える
- よくあるエラー動作:手首が背屈しすぎている バーを降ろす位置が首側に来すぎている
- 代替エクササイズ:ダンベルベンチプレス
②体の仕組みについての知識(解剖学)
身体の仕組みについて知らないと、お客さんに怪我をさせてしまう可能性があります。
最低限
- 代表的な筋肉の名称、場所、働き
- 代表的な骨と関節の名称、場所、働き
くらい知っておくと、お客さんに怪我をさせるリスクを最小限に抑えられます。
代表的な筋肉(経験上、現場でよく使う筋肉)
- 胸鎖乳突筋
- 僧帽筋
- 三角筋
- 大胸筋
- 上腕三頭筋
- 上腕二頭筋
- 広背筋
- 腹直筋
- 大臀筋
- 中臀筋
- 大腿四頭筋
- ハムストリングス
- ヒラメ筋
- 腓腹筋
骨
- 頭蓋骨
- 頚椎
- 胸椎
- 腰椎
- 仙骨
- 鎖骨
- 肩甲骨
- 上腕骨
- 肋骨
- 腸骨
- 仙骨
- 大腿骨
- 膝蓋骨
関節
- 肩鎖関節
- 肩関節
- 肘関節
- 膝関節
とはいえ、怪我のリスクがゼロのトレーニングなんて存在しません。
不意にお客さんの力が抜けてしまって、危険な動きをする場合だってあります。
そのあたりは経験でしかカバーできないので頭でっかちになりすぎず、全体をサラッと覚えておく。という感覚で大丈夫です。
(完璧に暗記したらOKという類のものではない)
詳しい筋肉の働きなど知りたい人は
このアプリ有料ですが超絶オススメです。
お客さんへの説明するときにも使えます。
③トレーニングプログラムデザインの知識
例えば
こういった要望のお客さんのメニューを組む場合、どう計画するか?という知識です。
一生懸命やりましょう!
毎回全力でやりましょう!
これではお金をもらうプロとしては少し頼りないですよね。
基本的には
- マクロサイクル(1年間)
- メゾサイクル(4〜12週)
- ミクロサイクル(1週間)
など期間を分けてプログラムを考えるのが基本です。
目的に合わせて、どのトレーニングをどのような計画で実施していくのか?
期間やトレーニング頻度によって、目的に到達するまでのプログラムを組むための知識は必要です。
④栄養、食事についての知識
お客さんの体を変えるには運動に加えて栄養も適切に摂取してもらう必要があります。
最低限
- 減量(ダイエット)
- 増量(筋肉をつける)
この2パターンの食事についてのアドバイスと
- タンパク質
- 脂質
- 炭水化物
この3大栄養素の摂取量の目安と働きは知っておくといいでしょう。
ただ、忘れてはいけないのはパーソナルトレーナーはお医者さんや栄養士、管理栄養士ではないということ。
アドバイスはできても指示はできません。
自分の経験則と知識からアドバイスする。というスタンスは忘れないようにしたいですね。
オススメの勉強方法3つ
1、勉強会、セミナー
資格を取る必要はないですが、資格を発行している団体のセミナーや勉強会は積極的に参加するといいでしょう。
僕がよく利用するのはNSCA主催のセミナーです。
- スポーツ選手に向けた指導方法
- ダイエットに関する指導方法
- 顧客との信頼関係の構築について
など、いろんなセミナーがあるので自分に必要だと思った知識から積極的に取りに行きましょう。
2、読書
本を読むことでもかなり知識を得られます。
僕のオススメは著者で選ぶ方法でして
・石井直方さん(筋トレ博士)
・江部康二さん(糖質制限の第一人者)
この二人の出している本は、言っていることは全然違うんですがどちらも正しい。というダイエット業界の縮図のようで面白いです。
何が正解か?ではなく、何を選択するか?を大事にしていきたいですね。
3、論文サーフィン
いろんな研究の論文を無料で観れるwebサイトがあります。
そこで自分の気になる分野の論文を読んでみるのもオススメです。
2、CiNii
3、J-stage
など、無料で観れる論文も多いので自分が気になった分野の論文などチェックしてみるといいでしょう。
マウント筋肉バカに負けないでという話
最後に。
パーソナルトレーナーの業界には
「こんなこと知らないのによくパーソナルトレーナー名乗ってられるな!」
みたいなことを言う人が、少なからずいます。
僕も昔はこう言った人の意見に心を痛めて(メンタル弱いので)
と落ち込んでいた時期がありました。
でも、ある時を境にそんな意見が一切気にならなくなりました。
なぜか?
こういうマウント取る筋肉バカ(口悪いですね)が、なんでそんなことを言ってくるのか?
その本当の理由がわかったからです。
その答えは簡単で、彼らは自己顕示欲を満たしたい。
たったこれだけの理由でマウント発言をしている。と気づいてしまったんです。
「お前のためを思って言ってるんだぞ!」
「もっと勉強しないとお客さんがかわいそうだ!!」
「お前みたいなやつのせいでフィットネス業界全体のイメージが下がる!!!」
それっぽいこと言ってますが、それは建前です。
俺の方が知識がすごい!
お前より勉強してる!
俺の方がすごい!強い!偉い!
俺が最強!俺が最強!俺が最強!
本音はこんな感じです。
競争する世界ではなく、自分の理想とする新世界で活躍しよう
パーソナルトレーナーになる人は
- 自分自身の体をしっかり作り上げてきた
- 自分のノウハウに絶対の自信がある
こういう人が多くて、彼らは自己承認欲求がキッカケでカラダづくりをしてきた人です。
だから、自分より活躍している人に負けられないんですね。
具体的には
- 俺もジムを持つぞ!
- 多店舗展開して従業員たくさん雇うぞ!
これがゴールです。
僕も昔は
いつか自分のジムを持てたら・・・
なんて思っていました。
でも、いつからか
あれ?これってなんか違うかも・・・
と感じ始めたんです。
競争が嫌いだと気付いた
僕がパーソナルトレーナーになったキッカケは
「ダイエットに成功したことで、昔より自分のことを好きになれた」
「自分に自信がついたら、毎日がすごく楽しくなってきた!これはみんなに伝えなければ!」
という、いたってシンプルな理由でした。
「俺はすごい!」
「俺っていけてるかも!」
とは真逆ですね。笑
マイナスだった自分がプラスになった。
その喜びや体験をお客さんにも伝えていくことがモチベーション。
そんな欲求の僕に自己承認欲求全開の人たちは合わなかったんです。
誰とも競合しない働き方
そして今、僕はワゴン1台で月100万円稼ぐジムワゴンモデルという働き方をしています。
ジムを持たず商圏も自由なので、誰とも競合することがありません。
ストレスがなく、すごく幸せです笑
そんな働き方を無料でお教えするセミナーを、近々開催予定です。
もしご興味ある方は、ぜひ知ってみてください。
開催が決まり次第、ご案内させていただきます。
この記事が何かの参考になれば幸いです。
それでは!
パーソナルトレーナーになりたいけど
何を勉強したら良いんだろう?
色々難しそうだけど・・・
最低限必要な知識だけでも教えて欲しい!