最近すっかり暖かくなって、肌を露出する機会も増えてきましたね。
そこで気になるのが『体脂肪』だと思います。
- ぽっこり出てきたお腹。
- たるんできた二の腕。
- ふくよかな二重あご。
あなたが今、脂肪を減らすことに悩んでいるなら「筋トレ」をしてみることをオススメします。
筋トレとはムキムキになりたい人だけがするものではなく、脂肪を燃焼させたい人も絶対にするべき運動なんです。
その理由について詳しく説明したいと思います。
理由1、筋トレすると即、代謝が上がる
筋トレをすると「筋肉量が増える」というのはなんとなく知っている人が多いと思います。
でも、筋トレで筋肉量が増えるまでには最低3ヶ月ほど時間がかかるので、3ヶ月も頑張れずに諦めてしまう人がほとんどです。
筋トレは効果が出るまで時間がかかる。
では、筋トレをしたその瞬間から効果があるとしたらどうでしょうか?
少しやる気になりませんか?
筋トレの後は代謝の高い状態が続く
筋トレをした直後に、筋肉量が増えることはありえません。
ですが、筋トレをした後には少なくとも6時間は普段よりも代謝がやや高い状態が続くというデータがあります。(アメリカの研究グループの報告では48時間続いたとの結果も。)
理由は、筋トレによって筋肉にストレスがかかり、そのストレスを修復しようとする体の機能が働くからだそう。
理由2、筋トレすると脂肪が使われやすくなる
筋トレをした後の代謝が高い状態では、脂肪が使われやすくなります。
普段、僕たちがエネルギー源として使っているのは
「糖」50%:「脂肪」50%ずつの割合。
でも筋トレをした後の代謝が高い状態では
「糖」40%:「脂肪」60%
「糖」30%:「脂肪」70%
と、脂肪の方が優先的に使われる状態になることもわかっています。
筋トレ→有酸素運動!
筋トレした後の代謝が高い状態で有酸素運動をするとどうなるでしょうか?
- 代謝が上がっている。
- さらに脂肪が使われやすくなっている。
そうです。
脂肪燃焼させたいなら、有酸素運動の前に筋トレをしたほうが
絶対に効果的です。
理由3、筋トレすると体脂肪の分解が進む
体脂肪を燃焼するためには、まず体脂肪を「分解」するというステップを踏まないといけません。
STEP①分解→STEP②燃焼という順番です。
そしてなんと!筋トレは、体脂肪を分解することにも効果的です。
このSTEP①分解をするために必要となってくるのが、筋トレによって分泌される「成長ホルモン」と「交感神経」の働きです。
交感神経と成長ホルモン
交感神経とは、強い活動をした時に働き、副腎から「アドレナリン」を分泌します。
(逆は副交感神経といって、睡眠時や休息時。リラックスしている時に働いています。)
そしてもう一つ、筋トレをすると分泌されるのが「成長ホルモン」
アドレナリンと成長ホルモン、この二つの分泌物は脂肪を分解する作用を持っています。
特に成長ホルモンはその作用が強く、分泌が終わった後も脂肪の分解をし続けてくれます。
(最低で6時間)
やっぱり、筋トレ→有酸素運動
体脂肪はSTEP①の分解によって「脂肪酸」と「グリセロール」という二つの物質に分解されます。
筋トレによって体脂肪が分解されることはわかったと思いますが、分解しただけではSTEP②の燃焼はされません。
そこでやっぱり「有酸素運動」が効果的です。
分解された体脂肪は遊離脂肪酸となって、血液に乗って身体中を回っています。
それを有酸素運動で燃焼してあげて、やっと脂肪を消費した!というゴールにたどり着くことができます。
理由4、筋トレすると痩せやすくなる
もう一つ、忘れないでほしい筋トレをした方がいい理由は「痩せやすくなる」こと。
冒頭で書いたように、筋トレをしてすぐに筋肉量が増えるなんてことはありえません。
やっぱり最低でも3ヶ月から6ヶ月ぐらいは継続して筋トレしないと、筋肉量が増えることは難しいでしょう。
でも筋肉量が増えると痩せやすくなるという、最大のメリットがあります。
イコール「太らなくなる」ということです。
ダイエットをしている人の1番の目的じゃないでしょうか?
体の中でも1番エネルギーを消費する部位が筋肉です。
筋肉を増やすことで、太りにくく、痩せやすい体を手に入れることができます。
まとめ
筋トレが、筋肉を増やすという目的だけでなく「脂肪燃焼」に効果的だということが分かったと思います。
そして、運動をするなら筋トレ→有酸素運動の順番がいいということ。
(有酸素運動→筋トレの順番は、成長ホルモンの分泌が阻害されるというデータがあるので、注意しましょう。)
脂肪燃焼には、筋トレ。
もうすぐ夏が来ます。
そろそろ本気で筋トレ、始めてみてはいかがでしょうか?
それでは!
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