こんにちは!名古屋のトレーナー、鬼頭です。
いきなりですが、ダイエット、頑張ってますか?
今日はダイエットに失敗してきた僕自身の経験と、パーソナルトレーナーとして3000回以上のダイエット指導をしてきた経験から
”ダイエットに失敗してしまう人の共通点と悪習慣”について書こうと思います。
太っている人にはその体型を作りあげてきた習慣があります。一日や一週間で急に太る人はいませんよね。
必ずなにか「太ってしまう習慣」、「痩せない習慣」がついてしまっているはずです。
この機会に一緒に確認していきましょう。
習慣を変えていけば、カラダは変わる
今あなたに「太るための習慣」、「痩せない習慣」がついてしまっていれば、逆にチャンスかも知れません。
その習慣を変えれば、カラダはいい方向に変わっていきます。
習慣というのは怖いもので、ほぼ無意識の行動です。
無意識ということは自覚していないので、「悪い習慣だ」ということに気付くことが難しいです。
これから書くことが一つでも当てはまれば、それがあなたのダイエットを失敗させる原因になっているかもしれません。
少し長くなりますが見逃さないように、一つ一つ自分に当てはめ考えてみてください。
1,朝食は何も食べない。
朝起きて、何も食べないというのは、ダイエットしていく上で絶対にNGです。
・朝はどうも食欲がなくて、食べられない。
・出勤までに時間がなくて、食べる暇がない。
・一日のカロリー計算すると、朝食を抜かないと。。。
こういった話を本当によく聞きます。
が、朝食は絶対に食べたほうが良いです。
これは栄養学的にも、食事のバランスでもそうですが、特にダイエットしたい人は必ず食べて下さい。
朝食を抜くことが、太りやすいカラダを作る
人間の体は、運動した時だけでなく”食事中にもカロリーを消費”しています。
朝食を抜いてしまうと、このカロリー消費(食事誘導性熱代謝)が行われないので、あなたのカラダはこんなことを思っています。
「今日は朝からなんにもカロリー(食べ物)入ってこないなぁ。」
↓
「もしかしたらこのままずーっと食べ物入ってこないのかも、、、」
↓
「それはヤバイ。やばいよ。死んでしまう。なんとかしないと。」
↓
「よし、今日はできるだけ低燃費で活動するぞ。カロリー消費しないように、しないように。。。」
[全然食べてないのに痩せないんだよなぁ。]
と思ったことがある人は、これが原因かもしれません。
朝食は軽めでいいので、絶対に何か食べましょう。(おすすめはフルーツ、果実類)
2,体重計に乗らない。
最近体重計に乗ったのはいつですか?
自分が太ってきたのを自覚している時ほど、体重計には乗りたくないですよね。怖くて。
分かります。すごくよくわかります、その気持ち。
でも、体重計には毎日必ず乗りましょう。(乗るだけではダメですよ笑 測りましょう。)
なぜなら、毎日の体重測定はあなたのモチベーションを上げてくれるからです。
僕の経験則上、体重や体脂肪が増えて太るときは、ほとんどの場合「気づかない間」に増えています。
毎日毎日体重計に乗っていて、少しずつ自分の体重が増えていくのを見つめているような人はあまりいないと思います。笑
要は、体重計に乗っていない間に太る。ことが多いってことですね。
何キロだったかなんて、誰にも言わなくたって良いんです。大丈夫。
あなた自身が、
・何を食べた翌日に体重が増えたのか?
・どんな行動をとったら体重が減ったのか?
・最近体重増えてきたなぁ。
と感じて、知ることがとても大事です。
何も考えずに体重計に乗っただけでも、あなたの脳はちゃんと「最近体重がふえてきた。すこし食事の量を抑えよう。」と、食欲にブレーキを掛けてくれるはずです。
これは”無意識”に起こる行動なので、あなたが頑張って「食事の量を減らそう」とか考えなくても大丈夫です。
なので、毎日体重計に乗ることはすごく簡単なダイエット方法でもありますね。
3,糖質に依存している。
糖質にはいろいろな種類がありますね。
例えば、お米やパンなど「炭水化物」にも糖質は含まれています。
もちろん、ケーキやスイーツなどにもふんだんに含まれています。
ダイエットをしていく上で、最大の敵となるのがこの「糖質」でしょう。
食事で摂取した糖質がブドウ糖として体内でエネルギーとして使用され、余った分は脂肪として蓄えられるというのは一般的にもよく知られていると思います。
では糖質に依存している人とは?
・疲れた時や、食後など、無性に甘いものが食べたくなる。
・食事には必ず白米がほしい。
・食後に強烈な眠気が襲ってくる。
・お腹が空いていないはずの時間帯に何か食べたくなる。
上記に当てはまる人は要注意です。
糖質に依存している人というのは、血糖値が常に高い状態でないと満足できなくなっています。
なので、食後2時間から2時間半経過するころに、エネルギーは十分に摂取できているし、お腹は一杯なんだけど、なぜか物足りなくなって食欲が出てきてしまいます。
心理的依存
また、カラダとは別で心理的に依存している人もいます。
こういった人は新作スイーツのCMや、テレビの食レポなどを見た時に”あ、甘いもの食べたいなぁ”と感じて、空腹とは関係なくコンビニに甘いモノを求めて走っていきます。
こういった「糖質依存」している人たちは、普通に食事をしている人よりも多く糖質を摂取してしまいます。更に、摂取する栄養素が糖質ばかりに偏るので、健康にも害があります。
結果的に糖質に依存している人は、食物繊維不足、カロリー過多、糖質過多、タンパク質不足に陥りやすく、ダイエットに失敗しやすいといえます。
若い女性で、夕食はコンビニのアイスだけ。という人にたまに出会いますが、まさに糖質依存しているな、と感じます。
※因みに糖質の依存から抜け出すためには、短期間の「糖質制限」がおすすめです。
4,運動不足
ダイエットに失敗する人は、食事制限だけで痩せようとします。
ですが、これもおすすめしません。
参考記事:食事制限の正しい考え方について
僕はダイエットの定義を「健康的でかっこいいカラダ、理想のカラダを維持すること」だと考えていますので、運動なしというのはありえません。
例えば、パワーリフティングや、ボクシングなど競技の試合のための超短期減量のための食事制限は良いと思います。
ですが、多くの方が求めているのはリバウンドしない、失敗しないダイエット。だと思うので、やはり運動は必要です。
運動をしない人の多くは
・運動する時間がない。
・仕事が忙しい。
・膝が痛い。
・肩が痛い。
・今は太りすぎて動きにくいから、食事制限で少し体重が減ってから。。。
・めんどくさい。
・今日は寒すぎる。
・今日は暑すぎる。
・明日大事な会議がある。
・年末年始ぐらいはゆっくりしたい。
と、言い訳をさせたらプロ級ですよね。(上のは全部、過去に僕が思っていた言い訳です笑)
「じゃあいつになったら運動するんだ?!」
と、言いたいですね。
10年後、病院や老人ホームで
「あぁ結局運動ってしなかったなぁ。」って後悔するんですか?と。
いろんな言い訳をしてきて、結果が今のカラダなわけです。
参考記事:「忙しいから運動する時間がない」を解決する6つのテクニック
運動したほうがいい理由は、おそらく理解していると思うのであえて書きませんが、ダイエットに失敗しないためには、運動を習慣にすることはとても大事です。
簡単なことからでもいいです。
あなたの生活のリズムの中で、「運動すること」の優先順位を少しだけ上げてみて下さい。
5,外食が多い。
外食が多い人も、ダイエットは難しいでしょう。
外食では基本的に、あなたの生活のリズムやカラダのことを考えて食事を作ってはくれません。(芸能人などは別ですが。)
当然ですよね。料理人は「痩せるための食べもの」ではなく「美味しい食べもの」を提供してくれます。
そして、あなたも「美味しいもの」を食べに行っていますよね。
外食が悪いとは言いませんが、多くても”週に一回”ほどのペースにしたほうが、ダイエットにはいいでしょう。
お昼はお弁当を持って行こう
ダイエット中の食事について、とても多い相談が「昼食がどうしても外食になってしまう。」というもの。
確かに、お昼の時間帯は休憩も限られているし、手早く食べられるファーストフードや、コンビニ、うどん屋さんなどになりがちですよね。
ですが、手早く食べられるものほど、「炭水化物」が多いです。
3,糖質に依存している。でも書いたように、炭水化物も摂り過ぎると糖質依存になりかねませんし、カレーやラーメン、うどん、おにぎり、サンドイッチなどは摂取カロリーの殆どが炭水化物で、栄養のバランスもよくありません。
なので、昼食には極力お弁当を持って行きましょう。
内容は
タンパク質:脂質:炭水化物=15:25:60
の割合が理想と一般に言われていますが、僕は
タンパク質:脂質:炭水化物=60:25:15
ぐらいを意識してちょうどいいと思います。
理由としては、現代人の多くは”糖質過多”になりやすく、また”タンパク質”の重要性を考えていないからです。
ダイエットに失敗しないためには、代謝を落とさないために、筋肉量を減らさないこと。
筋肉を減らさないようにするために、その材料であるタンパク質をしっかりと摂取することがすごく大事なので、外食は”たまのお楽しみ”にし、基本的には自分で自分の食事はコントロールしていけるようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
当てはまる項目はあったでしょうか?
この記事を見て「これを全部改善するのは厳しいなぁ」と感じた人。
僕も昔は思ってました。
そして今現在でも、思うことはあります。
全部は無理かもしれませんが、まずは一つだけでも、あなたが悪い習慣を変えていけることを願っています。
それでは!
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